肩こりのメカニズム
こんにちは!
トータルボディコンディショニングimprove、代表の藤倉翔吾です!
本日は【肩こり】について書いていきたいと思います。
肩こりと聞いて、何かわからない人のほうが少ないですよね。
私はあまり肩こりにならないほうだと思いますが、デスクワーク続いたりすると肩回りがズーンと重くなります。
厚生労働省が発表している統計だと、体のつらい自覚症状で「肩こり」は女性部門第1位、男性部門でも第2位となっています。いまや国民病と言われても違和感のない「肩こり」。そもそも肩こりのメカニズムとは何なのでしょうか?
■肩こりのメカニズム
肩こりは、筋肉がこわばることで、肩から背中にかけて感じる、つらさなど不快な症状の状態をいいます。
この状態になってしまう原因は「血行不良」です。
人の体の中を流れる血液は、およそ1分間のうちに身体中を巡り、老廃物を体外に排出しながら、酸素などの栄養素を全身に届ける役割を担っています。
しかし、様々な影響を受け、血流が滞り、血行不良になると、いろいろな身体の不調がでてきます。その不調の一つに、「肩こり」があります。
筋肉に沿って流れる血液の流れが滞ることで、筋肉の老廃物が蓄積し、血管が圧迫され、痛みや筋緊張感といった肩こりの諸症状をもたらします。
肩こりの症状は痛みの度合いや部位によって異なりますが、いずれにしても滞った血液の流れを良くする事で肩こりの症状は緩和されます。
肩は多くの筋肉で構築されています。
その中で、肩こりで特に関係が深い筋肉は「肩甲拳筋」と「僧帽筋」という首から肩や背中にかけてついている筋肉です。これらの筋肉は、周辺の筋肉とつながっている事から肩から背中にかけて広範囲の「こり」に影響を与えます。
つまり、血行が悪くなり、背中の筋肉が硬くなることは、肩こり等の不調に大きな影響を与える原因となるのです。
■肩こりの原因
《自律神経の不調》
交感神経という筋肉を動かす時に活発になる「興奮神経」が活発になり、リラックスできず血管を収縮させ続けてしまいます。筋肉に無意識に力が入ってしまう状態となるので、とても疲れてしまいます。ストレスが溜まると、このような状態になってしまいます。
《姿勢が悪い》
猫背などの姿勢をとっていると、重い頭を支える首や肩、背中の筋肉が緊張します。その結果血流が悪くなり、肩こりが起こります。人の頭は体重の8~10%ほどあると言われています。結構重いですよね。
《眼精疲労》
目の筋肉の1つである毛様体筋は、自律神経によってコントロールされています。
目の使い過ぎによって毛様体筋が疲れることで、首や肩の凝り、頭痛などが起こります。
《筋力の低下》
日頃から体を動かさないでいると、筋力が低下し体が重力に抵抗できなくなり姿勢が悪くなります。また、運動不足が続くと筋肉が低下し血流の悪化を招きやすくなります。その結果、肩の筋肉の緊張や疲労が起こり、肩こりを引き起こしやすくなるといわれています。
■肩こりの改善方法
1.ストレッチ
首や肩をゆっくり回して筋肉の緊張をほぐすことが重要です。
片手を後ろに回した状態で、もう片方の手で頭を引っ張ってあげることで、首から肩にかけて伸ばすことができます。(勢いよく行うと筋肉を痛めてしまう可能性があります。ゆっくりと伸ばしましょう。)
デスクワークの方は、1時間に1度は立ち上がり、手を上に伸ばしてブルブルとふる、肩を大きく回す、軽い屈伸をするなどの方法で、全身の血流を改善することで症状が緩和されます。
2.整体やマッサージを受ける
筋肉の血行不良を改善させるためには、整体やマッサージは効果的です。他の方法と違い、横になっているだけでいいというのも、疲れてどうしようもないという方には利点です。
基本的には指圧のように、押す、もみほぐすものが多いです。骨盤矯正など骨格の調整をしてもらうと効果が持続しやすいです。
押されるのが痛くて苦手という方は、アロマオイルトリートメントがオススメ。
優しくもじんわりと効くトリートメントと、精油との相乗効果で肩こりの改善が期待できます。
3.目を休ませる
パソコンを利用している方は、気付かぬうちにまばたきが少なくなりがちです。まばたきは涙腺を刺激し、目の表面を涙で潤し、保護する働きをしています。まばたきが少ないと目が乾燥し、疲れやすく、また傷つきやすくなります。
目薬をさすことも大事ですが、それだけでなく、たまに1~2分間は目を閉じて休ませます。そのとき指先でこめかみのあたりを、優しくなでるように円を描きながらマッサージするとより効果的です。仕事中などで目を閉じることができない場合は、窓の外など遠くを眺めるだけでも目の緊張を緩和することができます。
中高年になるにつれ動体視力が低下するため、パソコンのスクロール画面を目で追うと非常に疲れることがあります。スクロールするときは画面を直視せずに、視線を少しそらすようにすることもいいですね。
4.運動して筋力をつける
運動は、それ自体が血流を改善する効果があります。また、運動を続けることで筋肉量の低下を防ぎ、筋肉も柔軟になります。筋肉は血液を送るポンプのような役割をしているので、運動を続けることで全身の血流を改善し、日ごろから肩こりを起こしにくいからだをつくることが大切です。
肩こりの改善では、筋肉にある程度の負荷かけ、筋肉を鍛えてあげることがオススメです。
今は、インターネットでも多くの動画などで学ぶこともできます。心配な場合はプロのインストラクターやトレーナーに教えてもらいましょう。
一方、「ストレス」による肩こりの解消にも、運動は効果的です。体を動かすことで、血流が改善されるだけでなく、気分転換になります。また運動を始めると、目標をもつ(体重を減らすなど)といった楽しみが増え、それもストレス解消につながります。
ストレス性の肩こりは女性に多く、とくに気分が落ち込みやすい女性は要注意。毎日の生活のなかに適度の運動習慣を取り入れ、肩こりを起こしにくい体づくりを心がけましょう。
いかがでしたでしょうか?
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私はやらないのでご安心ください(笑)