バリ猫物語 その4

こんにちは。

横浜市保土ヶ谷区のプライベートジム & サロン、トータルボディコンディショニングimproveの宮本千絵子です。

 

さて、ここのところ立て続けに、二代目・猫様「ココちゃん」の出産についての記事を書き連ねてまいりましたが、三度目の出産記に突入する前に、ここらであらためて、ココちゃんというバリ猫とわたしという人間との関係性について、振り返ってみたいと思います。

ココちゃんがうちに居ついてからあれよあれよの間に二度も出産し、子猫の死や成長を実際に目の当たりにしながら、この状況、つまりココちゃんが妊娠と出産を繰り返すこの状況をこのままずっと続けていくわけにはいかないことも、内心よくわかっていました。しかしながら当時のわたしは、ココちゃんに自分自身を投影しまくっていたせいもあって、ココちゃんに避妊手術を施すか否かについて、それはそれは悩みまくっていた…と、今回はそんなお話をひとつ。

 

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猫という生きものがこんなに頻繁に出産するということを知ってからも、わたしは、ココちゃんの避妊手術にどうしても積極的になれなかった。というのも、ココちゃんとわたしとの関係性は、いわゆる「ペットとその飼い主」という感じではなかったからだ。

 

ココちゃんは野良の母猫・コマちゃんから産まれ、親離れの際にうちの庭を自分の縄張りとし、わたしという人間は、ココちゃんに「ネズミさん方を家に呼ばないというお仕事」をコマちゃんから引き継いでもらいたくて、それまでコマちゃんにそうしていたのと同じように、ココちゃんにごはんをあげた。ココちゃんはその仕事を立派に引き継ぎ、そのお礼のような形で人間にごはんをもらってはいたが、彼女の暮らしは基本的には「野良」にあり、狩りも得意だし排泄は常に屋外、人間の家の中に入ってくるようになってからも、野良の血はそれなりに濃いままだった。ココちゃんはわたしに撫でられたり、わたしにくっついてきたり、わたしの膝の上に乗って眠ったりということはあったが、わたしにだっこされるなどということはなかった。また、わたし以外の人間に心を許すこともなかった。

思うに、ココちゃんにとってわたしという人間は、仲の良い「友人」であり、同じ空間をシェアして暮らす「シェアメイト」、あるいは「ココちゃんの育児をたまに手伝う乳母」、もしくは「単にごはんをくれる人」的な存在であり、少なくともわたしとココちゃんの間には、「ペットと飼い主」であったりとか、主従関係みたいなものはなく、あくまで「猫と人間」という、種族は違えど対等な立場、関係性だった。

 

だから、ただの友人でありシェアメイトかつ乳母あるいはごはんをあげる人的存在でしかない自分が、人間という立場だけを利用してココちゃんの生殖機能およびその能力を勝手に奪うということに、どうしてもどうしても、どうしても抵抗があった。しかし、そこをさらに掘り下げていくとどうやら、ココちゃんの避妊手術をわたしがどうしても拒否したくなるのは、わたしがココちゃんに自分自身を投影しているせいでもあるらしかった。わたしは当時、自分自身に婦人科系の問題を抱えていて、子どもを持つということに関しても、いろいろ考えるところがあった。

 

実際問題このペースでいけば、ココちゃんは年に2回は必ず出産するだろう。毎回3匹産んだとして、そのすべてが育たなかったとしても、毎年毎回、猫の数がガンガン増えていくことに変わりない。果たして自分が彼らの面倒をみていけるのか、あるいは毎回里親を探せるのか…。バリという環境は温暖で、狩りで食せる生き物も多く、そこいら中に置かれているお供え物の中の食べ物をあさったりもできるから、野良でもそれなりに暮らしてはいけるのかもしれない。しかし、野良猫の数もそれなりに多く、縄張り争いも熾烈で、実際多くの子猫が死んでいく姿や、たとえ成猫になっても野良暮らしの大変さなどそれなりに目にしていたため、野良として生きていくことが彼らにとって本当に幸せなことなのかどうかも、人間にはわかりかねた。

人間である自分が何を選択することが猫たちの幸せにつながるのか…と、犬猫の避妊・不妊手術に関するあらゆるサイトを見たり、犬猫飼いの人たちの話を聞いたりしながら、考えに考え、悩みに悩んだ。

 

ココちゃんの二度目の出産から3カ月半ほど経った頃、二度目の出産で産まれたモカちゃんフキちゃんはどんどん成長していったが、まだお乳は飲んでいたので、モカフキの乳離れ時期までには、ココちゃんに避妊手術するか否かを決めなければ、と考えていた。でないと、またあっという間に妊娠してしまうはずだ…。

ちょうどそんな折、研修でマレーシアへ行くことになった。その研修中も、空き時間などに動物に精通している方々や犬猫飼いの方々に相談する機会があり、その方々のお話もふまえて考えに考え、悩みに悩んだ末、研修が終わる頃にようやく、「今自分が考える、ココちゃんと猫たちのための幸せな未来のために、今の自分ができること、やるべきこと」の、結論を出すに至った。

 

そう、ついに

 

「この研修が終わってバリに帰ったら、ココちゃんの避妊手術をする!」

 

と、決めたのだ。

 

この結論に至るまでに、自分なりにたくさん調べ、たくさんの人に話を聞き、たくさん考え、たくさん悩んだ。

その上でようやく出した結論だ。もう迷わない。

 

 

そうして、それなりに意気揚々と、バリの家に帰った。

帰ってみたら。

 

 

…ココちゃんはすでに三度目の妊婦になっていた。。。

 

 

つづく

 

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写真はすべて生後4ヶ月のモカフキ、そして母猫ココちゃん。ココちゃんはこの時すでに三度目の妊婦さん。

授乳中は妊娠しないだろうとの人間の能天気な考えは、この時もまったく甘すぎました…。