ストレスフルは要注意 味覚障害

こんにちは!

横浜市保土ヶ谷区のプライベートジム & サロン、トータルボディコンデイショニングimproveの大前です。

 

何を食べても美味しく感じない・食べ物の味が感じない・何も食べていないのに口の中に変な味を感じる等の

様々な味覚の変化・違和感を感じたら味覚障害かも知れません。

ストレス過多等、社会環境の影響も大きく、味覚障害を訴える人は増加傾向にあると言われます。

 

 

味覚障害とは?

 

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったりする症状全般を指します。

何を食べても不味く感じたり、何も食べていないのに口の中に苦味や塩味などを感じると言う場合もあります。

 

【味覚障害の主な症状】

①味覚減退:味が感じにくくなる

②味覚消失:味を全く感じなくなる(片側のみの場合も)

③自発性異常味覚:何も食べていないのに、苦味や渋味等を感じる

④解離性味覚障害:甘味・苦味・酸味・塩味・旨味の内、1~2種類の味を感じなくなる

⑤異味症:甘いものを苦いと感じたり、本来の味とは違う味を感じる

⑥味覚過敏:薄味のものでも濃く感じる

 

 

味覚障害の要因とは

 

要因の一つは老化による機能の低下と言われます。

舌の表面・舌の付け根・上顎の表面等には、味を感じる細胞の集まりである〈味蕾〉が点在しています。

飲食等によって味の刺激を味蕾が受けると、神経を介し脳へとシグナルが伝わります。

その際に味覚を構成する甘味・苦味・酸味・塩味・旨味という5つの〈基本味〉を感じることができます。

この味蕾の数は、加齢とともに減少すると言われ、舌の後方にある表面の突起〈有郭乳頭〉1個あたりの

味蕾の数が、20歳迄は約250個あったのに対して、70歳以上で約80個と大きく減少していたとも言われます。

 

料理の塩加減がよく分からなくなってきた、と言う味覚異常を訴える高齢者が増えている背景には、

加齢によって舌や口に老化が見られる人の数が増えたことが言われています。

高齢者の場合は、加齢による味蕾の数の減少の他、味を感じる機能自体も加齢とともに低下する為、

味覚障害を生じやすい傾向にあると言われます。

また若い世代でもさまざまなストレスや偏食などの要因によって、味覚障害を起こしているケースが増えている

と言われ、偏食等による栄養不足が原因と言われます。

 

味を感じる細胞の集合体である味蕾は、短いサイクルで新陳代謝を繰り返し、新しい細胞に生まれ

変わっていると言われます。

その際に不可欠な栄養素が亜鉛です。

体内の亜鉛が不足すると新陳代謝がスムーズに行われなくなり、味覚障害を引き起こす一因となります。

また、鉄分の不足が原因の鉄欠乏性貧血になると、倦怠感・眩暈などの症状が表れる前に、舌の表面が赤く

つるつるとした状態になり、味覚障害が起こる場合もあります。

亜鉛や鉄の吸収障害には、ビタミンも大きく関わっているため、ビタミン不足にも注意が必要です。

特にビタミンB12不足は、舌の粘膜委縮を引き起こして味覚障害の一因にも繋がります。

体内の亜鉛不足や鉄不足に注意して、積極的に摂取するようにしましょう。

 

 

 

味覚障害を誘発する主な病気や症状

 

①糖尿病:神経障害が起こり、脳に味覚を伝達する神経に影響を起こす

②慢性腎不全:尿への亜鉛の排泄量が増加し、体内の亜鉛が不足しやすくなる

③舌炎:味蕾のある舌表面が炎症を起こすことで、味を感じ難くなる

④ドライマウス:舌表面に食べ物のカスや細菌等が溜まり、舌苔厚くなったりする事で味覚に影響をする

⑤鼻の病気全般:鼻が詰まることで臭覚が低下し、味覚にも影響する

⑥頭部や脳のガン等:放射線治療を行う事で、口の中や喉の粘膜に炎症が起こり味覚障害が起こりやすくなる

⑦慢性中耳炎:味蕾に分布する神経が中耳を通っている為、炎症が起こることで味覚障害が起こりやすくなる

 

糖尿病・高血圧・消化性潰瘍等、様々な病気で治療薬を服用している場合にも、薬の副作用で味覚障害を

生じる事もあります。

また一般的な鎮痛・解熱薬や抗アレルギー薬なども原因になるとも言われています。

 

 

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